トレンドニュース

【西田宗千佳連載】スマホAIでの「日本ならでは」要素をどう組み立てていくのか

  • Vol.145-4


    本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はシャープから登場した「AQUOS R9 pro」。ライカ社との協業でカメラ性能をアップさせた、シャープの開発意図を探る。


    今月の注目アイテム


    シャープ


    AQUOS R9 pro


    実売価格19万4600円〜


    ↑ライカカメラ社が監修した高精細な5030万画素の標準・広角・望遠カメラを搭載するSIMフリースマホ。カメラが3眼となり、標準カメラには1インチを超える1/0.98インチのセンサーを搭載する。美しい写真を撮影可能だ。

    2024年のスマートフォンに現れた大きな傾向のひとつに「AIの搭載」がある。


    正確に言えば、スマホへのAI搭載は以前から行われていた。カメラの画質向上や音声認識は、AIの力がなければ実現出来ない。ただそこに「生成AI」を中心とした様々な新しいAIも登場し、それらをスマホの中に組み込むことが差別化要因になり始めている。

    続きを読む