次期「Galaxy S26」シリーズは自社製Exynosチップを採用? 課題は…

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サムスンは今年の最新フラッグシップ機Galaxy S25シリーズでは、全モデルにクアルコム製のSnapdragon 8 Eliteを採用しました。一方、次期「Galaxy S26」シリーズでは、自社製のExynosチップを再び搭載すべく努力していると報じられています。
↑tanaonte/Adobe Stockより。 同社はGalaxy S25シリーズに「Exynos 2500」搭載を検討していたものの、歩留まり(良品率)が低いため見送られたと推測されています。
が、韓国の経済メディアFNNewsは、サムスンはGalaxy S26シリーズでは新型チップ「Exynos 2600」を搭載できるよう、積極的な取り組みを行っていると報じています。
今回の報道によると、同社はExynosチップの性能と生産を最適化するために専用のタスクフォースを結成したとのこと。この新型チップはサムスンの2nm(半導体の回路線幅)プロセス技術「SF2」で製造される予定であり、前モデルよりも歩留まり率が大幅に改善されているそうです。
サムスンは5月までにチップの量産を目指している一方で、Galaxy S26シリーズに搭載するかどうかの最終決定は年末まで下されないとのことです。
ある関係者はFNNewsに対し、サムスンの歩留まりは「ある程度、安定化の兆しを見せている」と語っています。が、社内には危機感があり、ファウンドリ(半導体製造)事業部の一部では、これはExynosにとって正念場だと捉えているとも伝えられています。
サムスンにとっては毎年のように値上がりするSnapdragonチップへの依存を断ち切り、自社製のExynosチップに切り替えることは悲願でしょう。これまでExynosチップはSnapdragonチップに性能と省電力ともに遅れを取っていましたが、次期チップは進化していることを祈りたいところです。
Source:FNNews
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