85歳まで旅行をしたことがなかった米女性、孫への一言が大冒険の扉を開いた
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老後はさまざまなところを旅して回りたい。そう考えた94歳の女性が、米オハイオ州にいます。驚くことに85歳まで旅に出た経験が一度もなく、91歳で初めてパスポートを取得したというのです。
「ジョイおばあちゃん」の愛称で知られる、ジョイ・ライアンさん(94歳)。彼女が人生で初めて旅に出たのは2015年、85歳のときのことでした。きっかけとなったのは、孫のブラッドさんに「山々を見たことも、キャンプをしたこともない」と話したこと。それ以来、ブラッドさんと一緒に旅に出ることにしたのです。
この二人が巡ったのは、米国にある国立公園。お金をためながら、いろんな場所を旅して、ついに2023年5月にはアメリカン・サモア国立公園を訪れ、63ある全ての国立公園を制覇したのです。
このとき、ジョイさんの長男でブラッドさんの父親が亡くなってから、わずか1週間だったそう。そのため、この経験は「ほろ苦いものだった」と、二人は話していたそう。ただ、ジョイさんは旅を通して「孫との関係を深め、行く先々で人々とのつながりができた」と、これまでの経験について明かしています。