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なぜ日本の「軽トラ」は米国で人気を集めているのか? 真価を発揮できる環境があった

2024年5月22日

  • 米国では最近、日本製の軽トラをよく見かけるようになりました。軽トラ以外の日本製の軽自動車も中古車販売店や個人売買のウェブページで販売されていますが、筆者が実際に走っているのを見たことがあるのは軽トラのみです。日本製軽トラはなぜ米国で人気があるのでしょうか?


    人気の背景に「25年ルール」


    ↑米国の農場で活躍する友人の軽トラ

    米国では原則として右ハンドル車の輸入を認めていません。しかし、製造から25年以上経ったクルマは趣味性が高く国内自動車メーカーとは競合しないとの考えから、緩和措置として1988年から輸入が認められました。


    この「25年ルール」のおかげで、1990年代に規格改定で性能が大幅にアップした軽トラが輸入できるようになりました。現在、日本製の軽トラが米国で活躍しているのは、そのような背景があるからです。


    コンパクトでありながら機能性が優れた軽トラは、大型車が中心の米国では新鮮な存在に映るのかもしれません。実際に軽トラ専門店がオープンし、自動車イベントでも軽トラが注目を集めるなど、米国でも確かな存在として認められつつあります。

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