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【西田宗千佳連載】生成AIを「ビジネスで使う」基盤整備で先行するアドビ

2024年5月2日

  • Vol.137-2


    本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは開発が進む「画像生成AI」。Photoshopで有名なアドビもビジネス化に取り組んでいるが、ほかと比べて先行している部分を解説する。


    今月の注目アイテム


    Adobe


    Firefly


    月額無料(毎月25点までの生成クレジットを利用可能)


    ↑シンプルなテキスト入力で画像の生成やオブジェクトの追加、削除、テキストの変形などができる画像生成AI。無料プランのほか、毎月100点までの生成クレジットを利用できるプレミアムプラン(月額680円)も用意される

    IT大手は競うようにして生成AI技術の開発を進めている。


    実のところ、生成AI技術「そのもの」の最先端は、研究者やエンジニアが日々公開しており、OpenAIやGoogleだけが開拓しているわけではない。だが、そうしたものは「技術」であるがゆえに一般には見えづらい。サービスやソフトウェアとして実装され、“なにができるか”が明確になる必要がある。

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