トレンドニュース

【西田宗千佳連載】アドビは複雑化するデジタルマーケティングに向けて生成AIを提供する

2024年5月8日

  • Vol.137-3


    本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは開発が進む「画像生成AI」。ビジネスで使う生成AIコンテンツにおける課題とアドビの解決策を解説する。


    今月の注目アイテム


    Adobe


    Firefly


    月額無料(毎月25点までの生成クレジットを利用可能)


    ↑シンプルなテキスト入力で画像の生成やオブジェクトの追加、削除、テキストの変形などができる画像生成AI。無料プランのほか、毎月100点までの生成クレジットを利用できるプレミアムプラン(月額680円)も用意される

    生成AIを使ううえで課題になるのは、「生成されたものが問題なく使えるものなのか」ということだ。


    著作権上の問題がないか、ということに注目が集まりがちだが、課題はそれだけではない。絵が不自然だと使いづらいし、デザイン的に求めるものである必要もある。


    広告などのために必要なコンテンツの量は増えており、すべてを人の手で作るのは難しくなっている。昔はシンプルな広告用GIFくらいで済んだが、現在はWebの形やSNSの種類、メールとフォーマットも多彩。さらに、消費者を細分化してそれぞれに合わせたコンテンツを用意する必要も出てきている。

    続きを読む