もうやめておけ。「寝る前のSNS」で悪夢を見やすくなることが判明
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夜、寝る前に布団でSNSをチェックする人は、きっと少なくないでしょう。でも、その習慣は悪夢にうなされる可能性を高めているかもしれません。
オーストラリアのフリンダース大学で心理学とソーシャルワークを専門とするレザ・シャバハン教授が、ある研究結果を発表しました。
同教授は、イランの成人595人(平均年齢27.75歳)に、就寝前のSNSの利用状況と悪夢を見る状況について聞き取り調査を実施。悪夢については、14の質問で「0(まったくない)」から「7(週に数回ある)」までの尺度で回答してもらい、一般的な“悪い夢”よりも、眠りから目覚めてしまうような苦痛を感じる悪夢に焦点をあてて聞き取りを行いました。
その結果、SNSを頻繁に使い、感情面でSNSと強いつながりを感じている人は、そうでない人たちと比べて、悪夢をより多く見ていることがわかりました。その悪夢は「SNSにログインできない夢」や「SNSユーザーとの関係の崩壊」というように、SNS関連の内容が多かったとのこと。このような悪夢を見た人の数は決して多いわけではなかったものの、寝る前にInstagramやX、Facebookを見ていることと関連性があったそうです。
SNSは仲間といつでも気軽につながれる便利な存在ですが、その一方で疎外感を感じたり、オンライン上のいじめにつながったりするなど負の側面もあり、ストレスをもたらすもの。そのようなSNSを寝る前に見ることは、心の落ち着きを低下させ、身体面の不安レベルを高める原因になりかねません。
この研究者は「寝室にはスマホを置かず、気を散らすものは制限して、快適で落ち着いた空間を作ることが大切」と話しています。暇つぶしにもなって便利なSNSですが、やはりその使い方は一度考えたほうがいいのかもしれません。
【主な参考記事】
Daily Mail. Scientists discover surprising pastime before bed can lead to terrifying nightmares. May 28 2024
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