乗客はするけど「パイロットは絶対にしない」三つの験担ぎとは?
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自分が生きて帰れるかわからない……。戦中のパイロットたちの間では、そんな不安を抱えるなか、無事に帰れるように願って、さまざまな縁起担ぎが生まれてきました。その一部は現代にも残っているものもあります。今回はパイロットたちが絶対にしないという三つの験担ぎをご紹介します。
1: 離陸前に飛行機の写真を撮らない
旅行客なら、旅の思い出として空港でよく飛行機の写真を撮るもの。でも、戦中は離陸前に飛行機の写真を撮ることは縁起の悪いことだと考えられていたそう。
第二次世界大戦中にパイロットとして勤務していたというデーブ・トーミーさんは、任務の前日に写真撮影した同僚が、攻撃を受けて命からがら基地に戻ったことがあるそう。そのため、トーミーさんは誰かが自分の飛行機の写真を撮った日には飛行機に乗らなかったのだとか。
そのため、現在でもパイロットの中には、離陸前に飛行機の写真を撮らない人もいるようです。