米コストコ、「複合型マンション」の建設に挑むのはなぜ?

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コストコが今、米ロサンゼルスで住宅を建設しています。米国でも日本でも人気の会員制スーパー、コストコが手がける住宅はどんなものなのか? そもそも同社はなぜ住宅を建てることになったのでしょうか?
↑住宅建設に挑む米コストコ かつて病院として使われていた、南ロサンゼルスの5エーカー(約2万平方メートル)の空き地。コストコが建設計画を進めている住宅は、そんな場所にあります。コストコのウェブサイトによると、店舗の平均的な大きさは約1万4000平方メートルなので、ロサンゼルスの新店舗は大規模になるとわかります。
しかし、コストコの計画を阻んでいるのが、現地の建築規制。ロサンゼルスではこのような大型店舗を建設するには、さまざまな規制があるというのです。
そこでコストコは、それらの規制の一部が免除されるという「多目的住宅開発」プロジェクトとして、店舗も併設された住宅の建設を進めているのです。この条件に合うためには、開発計画の3分の2が住居である必要があり、全800戸の住居が作られます。コストコの完成予想図によると、1階にコストコの店舗が、2階から6階までが住居になる模様。