脚光を浴びるロボット工学! パリ五輪の聖火リレーで世界が感動したシーンとは?
2024年7月26日
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もしも事故で両脚が不自由になったら……。再び自分の脚で歩けることは、きっと大きな喜びになるでしょう。パリ五輪を前に先日、下半身不随のパラリンピック選手がロボットの外骨格(エクゾスケルトン)を装着して聖火リレーに参加。感動的なシーンが世界中に報じられました。
ケビン・ピエット選手(36歳)は、車いすテニスのフランス代表です。11歳のときに事故に遭い、両脚が不自由になりました。そんな彼が、今回のパリ五輪の聖火リレーに登場したのです。
普段から車いすで生活するケビン選手。しかし聖火リレーでは、両脚から胴回り、さらに背中部分も支えるロボットの外骨格を装着。自らの脚を地にしっかりとつけ、聖火を手に、一歩一歩前に進んでいったのです。
歩幅は小さく、一歩一歩踏み出すペースもゆっくりですが、しっかりと自分自身の脚で前に歩いているケビンさん。時折、足もとを気にしながらも、笑顔で歩みを進めていく姿はとても感動的です。