山はどうやって登る? 中国では意外な方法が人気
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観光地として人気の山には、たいていロープウェイやゴンドラが設けられ、子どもや高齢の方でも簡単に山頂までアクセスできるようになっています。でも中国の場合は、ロープウェイではなく屋外エスカレーターを設置することが一般的なようです。
例えば、先日、英国のメディアを驚かせたのが、浙江省の天嶼山に設置されているエスカレーター。高さ300mの山頂まで登山道を歩いて登るなら約50分かかりますが、全長350mのエスカレーターが設置されたので、それを使えば約10分で到着可能。中国のメディアはそれを「無痛登山」と呼んでいます。
はじめはロープウェイの建設が検討されていたそう。ですが、ロープウェイでは輸送できる人数が限られることとセキュリティ上のリスクが高いことから、エスカレーターのほうが比較的安全で輸送能力も高いと判断したそうです。
たしかに、このエスカレーターの様子を撮影したSNSの動画を見ると、上りのエスカレーターも、下りエスカレーターも人でいっぱい。かなりの観光客が次々と山頂を目指して訪れているようですから、一度に乗車できる人数が限られるロープウェイやゴンドラでは、これだけの観光客に対応できなかったかもしれません。
屋外のエスカレーターということで、雨に濡れて故障しないかが気になるところですが、このエスカレーターは暑さ対策で、乗っている人にミストが吹きかけられるという機能も付いているそう。そして、同じように恩施大峡谷では長さ688mのエスカレーターがあり、設置されたときに話題になっています。
【主な参考記事】
Daily Mail. Pictured: The giant escalators that China installed to save tourists the effort of hiking up mountains. September 9 2024
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